2008年11月25日

患者さんから聞いた話

患者さんには大学生の女の子のお孫さんがいた。
彼女はたいそう美人らしく、モデルの仕事もしているらしい。
でもモデルにはあまり熱心でなく、スーパーのレジ打ちのバイトにがんばっているそうだ。

そう聞いて、私は思わず「えー、もったいない、そんなかわいいならもっと実入りがいいとか、楽な仕事があるんじゃないですか。」と言ってしまった。
患者さんも不思議に思って彼女に聞いてみたそうだ。

そのバイトは高校生の時に始めた。なぜスーパーかというと、その年頃ではスーパーのバイトしか親から許可がおりなかったからだった。
元々明るく聡明だったので、すぐ慣れて職場のおばさま方にもかわいがってもらえたそうだ。
ある日、知り合いからもらったお土産のお菓子(よくある、箱にたくさん入っているやつ)を、休憩時間に自分だけで食べていた。
その様子を見ておばさまの一人が彼女に言った。「○○ちゃん(お孫さんの名前)、そのお菓子みんなで食べるともっとおいしくなるのよ。」

そこで彼女ははっと気がついた。
自分だけ食べている様が他の人からどんなふうに見えるか、
みんなに分けてあげれば、どんなに楽しくなるか、
それまでは自分のことだけ、自分がしてもらうことだけしか考えてなかったということに。

私バカだから、いっぱい勉強させてもらってるんだ。
こんないい職場、絶対辞められないよ。
と、お孫さんは嬉しそうに話してくれたらしい。

そう語る患者さんも嬉しそうだった。
posted by はんなり治療院 at 22:29| 東京 ☁| Comment(28) | TrackBack(1) | 雑談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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