2008年11月25日

患者さんから聞いた話

患者さんには大学生の女の子のお孫さんがいた。
彼女はたいそう美人らしく、モデルの仕事もしているらしい。
でもモデルにはあまり熱心でなく、スーパーのレジ打ちのバイトにがんばっているそうだ。

そう聞いて、私は思わず「えー、もったいない、そんなかわいいならもっと実入りがいいとか、楽な仕事があるんじゃないですか。」と言ってしまった。
患者さんも不思議に思って彼女に聞いてみたそうだ。

そのバイトは高校生の時に始めた。なぜスーパーかというと、その年頃ではスーパーのバイトしか親から許可がおりなかったからだった。
元々明るく聡明だったので、すぐ慣れて職場のおばさま方にもかわいがってもらえたそうだ。
ある日、知り合いからもらったお土産のお菓子(よくある、箱にたくさん入っているやつ)を、休憩時間に自分だけで食べていた。
その様子を見ておばさまの一人が彼女に言った。「○○ちゃん(お孫さんの名前)、そのお菓子みんなで食べるともっとおいしくなるのよ。」

そこで彼女ははっと気がついた。
自分だけ食べている様が他の人からどんなふうに見えるか、
みんなに分けてあげれば、どんなに楽しくなるか、
それまでは自分のことだけ、自分がしてもらうことだけしか考えてなかったということに。

私バカだから、いっぱい勉強させてもらってるんだ。
こんないい職場、絶対辞められないよ。
と、お孫さんは嬉しそうに話してくれたらしい。

そう語る患者さんも嬉しそうだった。
posted by はんなり治療院 at 22:29| 東京 ☁| Comment(28) | TrackBack(1) | 雑談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月21日

よくわかる 過敏性腸症候群

よくわかる過敏性腸症候群―お医者に行く前にまず読む本 (わが家のお医者さんシリーズ 17)よくわかる過敏性腸症候群―お医者に行く前にまず読む本 (わが家のお医者さんシリーズ 17)
三枝 小夜子

一灯舎 2008-05
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2008年発行のまだ新しい本。コンセプトは「過敏性腸症候群はここまで治る」と一緒で、消化管の説明からIBSの説明、検査や治療についての解説など一通り網羅している。
特徴は、カラーイラストをふんだんに使っていて見やすいのと、元がイギリスの本の翻訳のため、どうも外国書の雰囲気になっていることである。もちろんそのまま持ってきたのではなく、日本の実情に合わせているそうだが日本人としてはちょっと違うんじゃないかいう記述が結構ある。

とりあえず「過敏性腸症候群はここまで治る」と比べてみると、
・消化管の説明や検査の説明は、こちらのほうがイラストが豊富で分かりやすい。
・症状は便秘と下痢だけで、ガスなどは関連症状としてひとまとめにされていて、記述は少ない。どうも最近は便通異常が無いとIBSと言わないそうなので、これはこれで正しいのかも。
・治療法の記述は少ない。特に「過敏性腸症候群はここまで治る」で力を入れていたライフスタイルや精神的な対策があまりない。まあこれはこの本の著者が消化器専門医で「過敏性腸症候群はここまで治る」の著者が心療内科医だからだろう。
・イギリスの人は便秘が多いのだろうか。便秘は24ページ、下痢は11ページ、ずいぶん差がある。
・関連症状は多彩に取り上げているので(例えば味覚障害や直腸痛など)、心当たりのある人は読んだ方がいいかも。

評価したいのは巻末にある症状の記録表?で、月日や便の形状その他もろもろを記入するようになっている。この自分の症状を客観的に把握するのはとても重要で、こういう記録があると自分のクセというかパターンが結構分かってくるものだ。例えば症状が出るのは主に昼食後とか、休日は平気だとか、下痢になるのは午前中がほとんどだとか、実際につけてみるといろいろ発見できるわけである。

まあこの本は検査について知りたいとか、便秘で悩んでいる人には読まれることをおすすめする。それ以外だと「過敏性腸症候群はここまで治る」を読む方がいいと思う。
posted by はんなり治療院 at 23:51| 東京 ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月20日

レビュー:ネルネル

ネルネル 21回用 (口閉じテープ)
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以前電車に乗ったとき、OLさんらしき女性が上を向いて口を開けて眠っているのにでくわしたことがある。まあよっぽど疲れていたんだろうし声をかえるのも憚られ、なるべく見ないようにしながら乗っていたのだが、私が降りるときになっても依然口を開けておられた。あのままどこまで乗っていったのだろう。
そういえば先日患者さんからも似た話を聞いた。患者さんが電車に乗ると、そこには外人のきれいな女性が同じく口を開けて上を向いて熟睡していたそうである。思わず目を奪われたそうだが、一緒に乗ってきた女子高生たちも俄然注目し、なんとケータイで写真を撮り始めたそうである。さらにはこっそり隣に座りピースをしながら写真を撮っていたそうで、女子高生はやること半端ないですな。
それを見て、患者さんは口呼吸は絶対しないでおこうと思ったそうだが、そんな極端な事例に会わずとも口呼吸はよろしくない。口内は乾燥するし唾もたまりやすい。雑菌も入りやすい。食事時には口を開けて噛んだりしがちで、周りから不評をかってしまううえ食べ物と一緒に空気を飲み込んでしまう。結果、お腹が張ったりゲップが出たりおならが出やすくなったりする。
そんな、いい事無しの口呼吸を止めて鼻呼吸にするのに、このネルネルが役に立つわけである。大体口呼吸の人は寝ているときも口呼吸で、男性なんかは盛大にいびきをかいている事が多い。そこでこのネルネル、まあ単なるテープであるがこいつを寝る前に唇を閉じた状態で垂直に貼っつけてしまう。当然口は開かず鼻呼吸をするしかないわけである。最初は呼吸が苦しく勝手にはがしていたりするのだが、そのうち朝まで貼った状態でいられるようになる。そうなると普段でも鼻呼吸になっていて、見事口呼吸の癖をストップできるのである。もちろんいびきもストップである(少しは残るかも)。
ただまあテープにすぎないので、慣れればサージカルテープ(包帯を止めるやつ)で代用できるような気がする。鼻呼吸になりたい方は一度トライしてみてはいかがだろうか。
posted by はんなり治療院 at 23:42| 東京 ☀| Comment(10) | TrackBack(0) | レビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月11日

レビュー:ゲルマバス

ゲルマバスゲルマバス

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こちらもクナイプと同じ入浴剤であるが、国産品で温まるの重視である。とにかく温まりたい、汗をかきたいという人におすすめ。特に効果が顕著なのは、お風呂から上がってからである。後からどんどん汗が出てくるのである。さすがに真冬はそんなことはないが、とにかく冷えにくい。

一応注意する点として、ほのかに硫黄臭いのと溶けにくいのでよくかき混ぜなければいけないというのがある。ゲルマバスにも種類があって、和漢タイプにすると硫黄臭さはない。その代わりこれもまた独特の漢方薬みたいな匂いがする。他に黒タイプと白タイプがあるがこちらはまだ未体験。いずれ試してみたいと思う。

それからお風呂が追い炊きの場合は要注意で、ゲルマバスを入れたお湯で追い炊きはできない(と、注意書きにある)。うちも追い炊きなので、なかなかこれを使えないんですな。
posted by はんなり治療院 at 20:15| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | レビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

レビュー:クナイプ バスソルト メリッサ

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かつて藤原紀香が半身浴ダイエットをしているということで話題になっていたが、インターネットを見ていると彼女は効果ないって止めちゃったらしいですな。ただ彼女は20分位しかつかってなかったそうで、もしかしたら短かったのかも。冷え症だったら20分位じゃ足りないだろうし。

というわけで半身浴、ダイエットには難しいかもしれないが健康にはとてもいい。疲労を取り、冷えを取り、自律神経の働きも整える。以前下痢に苦しんでいた患者さんがシャワーだけで済ましているというので毎日半身浴をするよう勧めたところ、それだけでほとんど良くなってしまったということがあった。

ちなみに半身浴は、ぬるめのお湯(40℃以下)にお腹あたりまでつかり20分以上過ごす、というものであるが冷え症だと足りない場合があるので、私は肩や胸に汗をしっかりかくまでを目安にしている。

前置きが長くなったが、この半身浴をするときにお勧めなのがクナイプである。要は入浴剤なのであるが、温まり具合が違う。何も入れないよりしっかり芯まで温まるように感じる。また肌がすべすべになるような。アトピーの患者さんが風呂上がりにかゆくなると悩んでらしたのでこれを勧めたら、かゆくならない!と感激(?)されていた。うーん、やはり皮膚に何らかの効果があると思われる。

香りもいろいろ種類があるが、私としてはこのメリッサが無難かなあ。効能に「冷えたからだをあたためる」とあるオレンジリンデンバウムがお勧めしたいところであるが、香りにくせがあるかも。鼻づまりやのどが痛いときはユーカリかペパーミントがいいだろう。いつか全種類試してみるつもりである。

そうそうクナイプは結構お値段が高いので、せこ技を。そもそも半身浴の場合はお湯の量が少ないはずなので、指定量は多すぎである。3分の2くらいで使っても十分。ただ仕事とかでいろいろあって心がやさぐれているときは、どーんと贅沢に使おう。何だかリッチな気分になって癒されまっせ。
posted by はんなり治療院 at 20:09| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | レビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月10日

書評:過敏性腸症候群はここまで治る

過敏性腸症候群はここまで治る過敏性腸症候群はここまで治る
伊藤 克人

主婦と生活社 2003-07
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過敏性腸症候群(以下IBS)の一般向けに書かれたものとしては嚆矢とも言える本で、自分はIBSなのではと思われたらまずこの本を読んでほしい。基礎知識として一通りのことが書いてある。実際AMAZONで「過敏性腸症候群」で検索するとトップに来るし、初版2003年でありながら未だ1番人気である。

簡単に内容を説明すると、
第1章 IBSについての解説や間違えやすい他の病気の説明など
第2章 IBSの検査についての説明
第3章 治療方法についての説明、薬と心理的な治療法
第4章 生活習慣からの対策
第5章 食生活からの対策
第6章 いろいろな症例を挙げて、解説と対策を説明

特に読むべきは第1章と第2章である。最近は自分の症状をネットで調べているうちにIBSというキーワードにたどり着いたという人が結構いるが、その場合基礎知識をすっとばして対策などの情報に飛びつきがちである。まあ実際困り果てているわけだから無理からぬところであるが、その前にぜひIBSとはどういうものか理解しておかないと他の病気と間違えていたり、的外れな対策をとってしまったりする。ただガス型についてはさらっとしか触れていない。一応第6章にガス型の人の症例が載ってはいるが、対策は薬を飲むこととリラックスするということなので、現実に困っている人にはあまり参考になりそうにない。。

対策と言えば、この著者の先生も薬だけでは難しいと思っていらっしゃるようで、自律訓練法や食生活を含めた生活習慣の注意点などにかなりページを割いてある。実際そんな生活していればお腹が無事なわけがないという患者さんが結構いらっしゃって、よく驚かされる。以前夏に下痢で悩んでいる方がいらっしゃったが、入ってくるなり暑い暑いを連呼して勝手にクーラーの設定温度を限界まで下げてしまい、呆然とさせられたことがあった。聞けば自宅では常に一番下の設定温度でクーラーを使いまくっているとのことで、案の定背中もお腹も冷え切っている。そりゃあ下痢にもなりまっせ。このように生活習慣に原因が含まれていることが多いが、案外気づいてない人もいるので、ぜひ一読されて見直してみてはいかがだろうか。

総合的にみてお薦めの本である。便秘型や下痢型の人はいろいろ参考になることが多いだろうし、ガス型の人もまずこれを読んで基礎知識をつけるのがいいと思う。

posted by はんなり治療院 at 22:37| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

レビュー:花王めぐりズム 蒸気の温熱シート




なんだかよくわからない名前が付いているが、早い話これは肌に直接貼れるカイロみたいなもんである。発売して間もない頃街頭で配っていて、何気なしに受け取ったのだが、そのときは仕事へ行く途中でなおかつお腹をくだしていて大変不調であった。治療中にそんなにぽんぽんトイレに行くわけにもいかない。そこでだめもとで、こいつを下腹に貼ってみたら、じわっと温かい!気持ちいい!、でお腹も無事落ち着いて仕事を終えることができた。すばらしい!

ということで病みつきになって、お腹以外にも肩、背中、腰などに貼りまくって試してみたら、結構効くんですな。肩こりや腰痛、軽い寝違えなどはずいぶん軽くなる。服に貼っつけるカイロだと熱すぎることがあるし、肩に貼るには無理がある。その点これは肌に貼るので、どこでも大丈夫である。熱自体も蒸気を含んでいるので、肌が乾燥することなくじんわりと浸透する。

とまあ褒めまくっているが、欠点もある。ひとつは粘着部分が周辺にしかないので、はがれやすいことである。なるべくピンと伸ばして貼るとはがれにくいのだが、肩などよく動く部分はやはりゆるんできてしまう。もうひとつは、この蒸気温熱パワーに限ったことではないが、使い続けていくと肌がかぶれる場合があることである。2〜3日に1回くらいならまず問題ないが、毎日貼っていてかゆみを感じたらいったん止めた方がいい。


お勧めの使い方として
肩こり(特にデスクワーク) この温熱シートは発熱部分が2つに分かれている。向きを垂直方向にして上半分を肩の後ろ側、肩甲骨の内側の角っこと首の付け根を結んだ線上に貼り付け、そのまま下半分が肩甲骨の内側に来るように貼る。パソコンの使いすぎ、勉強のしすぎでの肩こりにぜひ。

腰痛 痛みの場所にもよるが、お尻と腰の境目か、一番下の肋骨から背中方向へ指圧していって凝っているなーと感じたところに貼るといい。

下痢、生理痛 下腹部に一枚、反対側の仙骨部(おしりの上半分)に一枚とサンドウィッチ状に貼る。お腹がぽかぽかと温かくなり血行も良くなって、症状が軽くなる。

便秘 お腹を右下腹部−おへその上−左下腹部と順に押していって、一番いやな感じがしたところに貼る。即効性はないが、腸がきちんと動きやすくなる。

膝痛 痛みが出ているところ、年配の方に多い変形性膝関節症なら外側と内側にはさむようにして貼ると楽になる。ただし炎症がある場合は絶対貼らないようにする。熱感があるとか赤く腫れている場合は貼ってはだめ。

寝違え 上記肩こりと一緒。ただ痛みが背中よりだったり首よりだったりするので、位置を調整して貼るといい。


最近モデルチェンジしたらしく、少し貼りやすくなって時間も長く持つようになったようだ。また腰用やアイマスクなどいろいろ種類が出ている。一度お試しを。
posted by はんなり治療院 at 22:29| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | レビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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